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業界の一部では死んだことになってるそうですが


by Count_Basie_Band
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子持ちワカメ

今朝(10/14)の段階になっても、まだ、「北朝鮮が核実験を行った」という確認は取れていないようだ。米軍から怪しい物質検出の情報が提供されたが日本も韓国も「調査中」としている。だからBush以下関係者の表現は「北朝鮮の宣言」「北朝鮮の発表」に止まっている。「イラクに恐竜がいる」と断言して乗り込んだがネズミが走り回っていただけだったのに懲りたのか。

北朝鮮に指名手配されながら日本で大学教授をやっている「李 英和」氏が実験の二日後に旧知の北朝鮮軍人のケータイに電話したら「二日間停電なのでラジオも聞いてないし、上官からそんな話は出ていない」という返事だったそうだ。確かに「安全な実験に成功した」と発表したのは「科学技術院」だか何だか、そんな名前の機関であって「軍」ではなかった。
李氏は「金正日」と軍の間に隙間風が吹き始めており、2007年5月までに金正日体制は崩壊するとの観測を示した。対して「北朝鮮通」とされている日本の議員やジャーナリストは、崩壊はもっと早いと主張した。
そもそも「先軍政治」という方針を打ち出した時点で、金正日は軍に首根っこを抑えられていたと解釈すべきだろう。昭和初期における日本の歴史から容易に推察できることだ。

「自分が住んでいるところに核ミサイルが飛んで来てイヌたちが死ななければどうでもいいや」と日頃から広言して顰蹙を買ってきた私としては、そういう状況なら「放っておけ」と言いたくなるが、戦争ごっこの好きな議員たちは張り切っているようだ。国連の制裁決議はまだ決まっていないのに張り切っている。何かをすれば必ずゼニが掛かる。「オレのゼニを勝手に使うな」と叫んでも聞こえるわけがない。

メディアは「輸入停止が台所を直撃する」と騒いでいる。マツタケ、カニ、イクラ、アサリ、シジミが品不足になると言う。騒ぐほどのことではない。マツタケやカニは台所に関係ないだろう。マツタケは法人の食い物であり、カニは団体旅行が温泉地で食う物だ。イクラは寿司に入ってくるのをつまむ程度だろう。一般家庭に影響するとしたらアサリ、シジミぐらいだろうが国内資源はまだ豊富だ。

戦争が激化するまではマツタケは関西地方の家庭では普通のオカずであり、私は毎日食べていた。ズワイガニは私の高校時代時代までは同じく普通のオカズだったのでふんだんに食べていた。だから今さら興味はない。
現在、一般に食されているイクラは、戦前までは「筋子バラシ」「イクラもどき」と呼ばれていた物である。「イクラ」はメスサケが自然環境で岩などに生み付け、オスサケが精子を振り掛けた受精卵のみを意味した。父が北海道の出身なので「イクラ」は家に常備されていた。「筋子バラシ」を初めて食したのは社会人になってからだが、どうにも旨いと思えないから食さない。

ついでだが、現在販売されている「子持ちワカメ」「子持ちコンブ」はワカメやコンブに崩れた数の子を接着剤でくっつけた物であり、世間はそれで納得しているが、ほんの30年くらい前まではニシンが自然に産卵した物を採取していた。

かくして「北朝鮮の核実験問題」から「子持ちワカメ」まで話が流れてきたが、これが私の「ブログ道」である。
by Count_Basie_Band | 2006-10-14 13:33